特約店に関する記事の中で、『基本的にNTTから業務を委託されてというのはない』とお伝えしました。しかし、実は例外があります。特約店がテレアポや飛び込みをしているのはNTTから委託されてやっているのではなく、自社の営業活動としてやっているのですが、それとは別に業務委託会社というのも存在します。ちょっとややこしくてわかりづらいですよね。実は私自身も完璧に理解できているかちょっと不安なぐらい複雑なのですが、今回はNTT業務委託会社についての情報をお届けしていきます。
NTT業務委託会社とは、わかりやすく言うと”自社の営業活動を通してNTT商品を販売する特約店”とは違い、NTTとして活動しています。
実際にNTTのビル内にオフィスを構え、NTT職員と協業しながら営業活動を行っています。
協業というのは”名簿を共有していると言えばわかりやすいでしょうか?
元々NTT職員が直接回っていたお客様を業務委託会社が回るということです。
実際の仕組みや内情についてお話してもそこにはあまり価値がないので割愛します。
こういう名詞をみたことありませんか?
名刺の上はNTT東日本、又はNTT西日本となっていて、よく見ると下の方には違う社名が入っている名刺を。
実際に見る機会が多いのは今のところ特約店の名刺だと思いますが、もしそのような名刺だとすると業務委託会社の可能性が高いですし、実際そう書かれていると思います。
私が今まで見てきた経験からすると、特約店もやりながら部署分けをして委託会社もやっているケースやグループ別会社をつくって委託会社をやっているケースなど様々だと思います。
これも良い悪いの話ではなく、実際にNTTから委託されてやっている業態もあるのだということをご理解いただいていれば、それ以上の知識は必要ないと思います。
NTTには月額レンタル系商品とリース等で販売する商品があり、電話窓口で案内されるのはだいたい前者、アポイントをとって訪問のうえ案内されるのが後者であることが多いです。
前者の商品で代表的なものは
後者の商品で代表的なものは
などなど、様々ですが基本的にはビジネスフォンを除いて他社のOEMであることが多いです。
各メーカーがNTTブランドとして取り扱ってもらうように営業し、それがNTT商品化されていくイメージです。
なので、思いっきりメーカー名が入った商品にNTTシールが貼ってあるだけなんていう時代もありましたね。(今もあるんでしょうか。。。)
中にはOEM商品がさらにOEMされている不思議な現象もありました。。。
話がちょっと飛躍しましたが、業務委託店というのは完全に別会社でありながらもNTT職員と協業でNTT職員として活動している会社です。
そういう意味ではNTTから依頼?委託されて動いている会社も実際にはあるという話でした。
ちょっとややこしい話ですが覚えておいてください。
通信業界の鬼退治隊長
神矢 鍛治郎
人の出入りの激しい通信業界歴に10年以上在籍し、努力を重ね出世街道を駆け上がり業界を知り尽くすも、顧客の為に本当にやりたいことと、自分が日々やらなければならない仕事とのギャップをぬぐえず限界を感じ、一線から退く。本当に自分が正しいと思える、社会全体、顧客のためになる新たな道を追求し、奮闘している。