NTT特約店とは何か?

目安時間 8分
  • 人気ブログランキング

NTT特約店とは正式名称をNTT情報機器特約店といいます。NTT自体が西日本と東日本に分かれているので、特約店もNTT西日本情報機器特約店とNTT東日本情報機器特約店が存在します。

世の中的には一括りにNTT代理店と呼ばれる傾向がありますが、実は代理店とはちょっと違ったいろんな契約形態があり、その中のひとつが特約店ということになります。

では実際特約店というのはなんなんでしょうか?

NTT情報機器特約店とは?

NTT情報機器特約店とは、ひとことで言うとNTT東西からNTTブランドの情報機器を仕入れて販売ししている会社のことです。

 

一般に個人宅ではなく事業者を相手に販売、工事、メンテナンスを行っています。

 

情報機器と言うとちょっとわかりにくいですが、具体的に言うと

 

 

  • ビジネスフォン
  • 業務用FAX
  • 複合機(コピー機)
  • セキュリティ機器(UTM等)
  • サーバー
  • サーバーラック
  • ビジネス向けパソコン
  • ルーター

 

これらの情報通信機器のことです。

 

最近ではモバイル内線アダプターや迷惑電話フィルター、録音関連機器まで時代に合わせて多岐にわたります。

 

少し話がそれますが、NTT自体が製造している機器というのはあまりなく(限りなくゼロに近いイメージです)各メーカーの商品をNTTブランドとして販売するOEMのカタチがほとんどです。

 

個人的にはビジネスフォンが唯一オリジナルと呼べる商品なのではないかと思っています。(アダプター等細かい機器をいれればたくさんあります)

 

話を戻しますね。

 

繰り返しになりますが、これらの機器をNTT東西から仕入れて販売する会社ということになります。

 

昔はNTT販売店という名前でした。

 

 

NTT特約店それ以外の業者の見分け方

NTT特約店がどのような会社かはご理解いただけたと思います。

 

ではNTTの特約店を名乗る会社が本当に特約店なのかどうかをどうやって見分ければよいでしょうか?

 

大きくわけて方法は3つあります。

 

  • 特約店証を確認する
  • NTTのサイトで確認する
  • NTTに電話して確認する

 

 

特約店証を確認する

NTT特約店はNTTが発行する証明書を持たされています。

 

”不審な場合は証明書の提示をお求めください”とされています。

 

この証明書には特約店のマークが入っており、会社名と各個人の番号が振られています。

 

仕組み的には名刺にも同じ番号を入れて確認するということになっています。

 

記憶が正しければ、昔は特約店証自体に個人名まで入っていた気がしますか、いつしか番号だけに変わったような。。。。。

 

特約店、人が増えてそこまではやっていられなくなったのでしょうかね。(ただの推測)

 

ちなみにこの証明書には有効期限があり、常に新しいものに切り替わります。

 

NTTのサイトで確認する

こちらは簡単です。

 

【NTT東日本の場合】

ひかりweb NTT東日本代理店サイト(特約店・販売委託店検索)

 

【NTT西日本の場合】

NTT西日本特約店ページ(特約店・販売委託店・情報機器専売店舗一覧)

 

 

簡単に確認できます。

 

ここで新しい単語が出てきていますので補足しておきます。

 

*販売委託店=NTT直接ではなく特約店(委託元)と個別に契約している会社

 

*情報機器専売店=NTTの情報機器のみを扱う会社

 

NTTに電話して確認する

こちらも簡単ですね。

 

”116”という総合窓口に電話してもよいのですが、総合窓口は正直、特約店に関して詳しく把握していないこと少なくなく、適当な返しをされてしまうことがあります。

 

それぞれ本来の専門連絡先を記載しておきます。

 

【NTT東日本の場合】

 

NTT東日本代理店営業部カスタマーセンター

フリーダイヤル 0120-204045

受付時間:午前9時~午後5時30分まで(土日・祝日および年末年始を除く)

 

 

【NTT西日本の場合】

NTT西日本お問合せセンター

フリーダイヤル 0120-204027

受付時間:午前9時~午後5時30分まで(土日・祝日および年末年始を除く)

 

ここに問い合わせることで確認できます。

 

NTT特約店についてのまとめ

NTT特約店がどういう会社なのか、その確認方法までお伝えしてきました。

 

そこで最後にお伝えしておきたいことがあります。

 

この記事をここまでお読みいただくと、

 

 

確認してNTTの特約店であれば間違いないってことだね!

 

 

ってなってしまいそうな気がしたので補足しておきます。

 

そうですと言いたいところですが、そう話は単純ではありません。

 

そうです!と気持ちよく言えるようになってほしいものですが、現状はそうではないと感じています。

 

なぜなら、特約店である各会社はそれぞれ独立した会社であり、会社ごとに考え方、方針、体制が違っていて、更には営業マンそれぞれも同様だからです。

 

真面目にやっている会社、営業マンにとっては迷惑な話でしかありませんが、特約店が起こしているトラブルも少ないとは言えません。

 

通信というわかりづらい分野ゆえ、残念ながら本来不要なものを販売している場面にもたくさん出くわしてきました。

 

どんな業界にも共通して入れることですが、お客様満足度、そしてNTT特約店という看板の信頼感を上げていくためには、各会社のモラル、営業マンの人間性を向上していく必要があると、現時点では感じています。

 

NTTの特約店であれば、間違いない、安心と言える日がぜひ来てほしいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

  • 人気ブログランキング

この記事に関連する記事一覧

★脱リースのおすすめアイテム
カテゴリー

神矢 鍛治郎

通信業界の鬼退治隊長

神矢 鍛治郎

人の出入りの激しい通信業界歴に10年以上在籍し、努力を重ね出世街道を駆け上がり業界を知り尽くすも、顧客の為に本当にやりたいことと、自分が日々やらなければならない仕事とのギャップをぬぐえず限界を感じ、一線から退く。本当に自分が正しいと思える、社会全体、顧客のためになる新たな道を追求し、奮闘している。