『しつこい勧誘電話を止めたい!』これもネットで良く検索されていることですね。”NTTを名乗る業者”に関わらず、オフィスにいればいろんな電話がかかってきます。車の買取とか、電気料金、求人営業などとにかく多岐に渡るようです。私はテレアポ営業自体を否定しているわけではありませんし、本当に有益な情報を提供している企業もたくさんあると思っています。当サイトの趣旨としてもすべての営業電話を止めましょうというものではありません。ただ『もうNTT関連の勧誘電話はウンザリ!』、『なんとか止める方法ないの?』という方のために3つの方法をお伝えします。
NTT関連の営業電話を止める方法は3つある
①迷惑電話おことわりサービスを使う
②ビジネスフォンの機能を使う
③NTTの勧誘停止登録を使う
正確に言うと、この3つ以外にもありますが、代表的なところで現実的な3つをお伝えしていきます。
迷惑電話おことわりサービスというのはNTT東西が提供している電話回線のオプションサービスです。
【アナログ回線やISDN回線の場合】
最大 6件の登録可能なプラン:600円
最大30件の登録可能なプラン:700円
【ひかり電話回線の場合】
最大30件の登録可能なプラン:200円
となっています。 ※価格は全て税抜き
これはNTTの局内サービスで、144にダイヤルし拒否したい番号を登録します。
すると
『この電話は、お受けできません。ご了承ください。』
というメッセージが流れ、着信を拒否することができます。
便利なサービスですが、上記のように最大登録件数がありその件数を超えると登録の古いものから消えていく仕組みになっており、堂々巡りになりやすいのが欠点です。
なお、ひかり電話Aやひかり電話オフィスAというプランには追加で申し込む必要なく、このオプションが標準で含まれていますので、今そのプランをご利用の方は追加で申し込む必要はありません。
これは読んで字のごとくで、本当にそのまんまです。
今ご利用のビジネスフォンのボタンの割り付けに
”着信拒否”とか”迷惑電話拒否”みたいな表示はありませんか?
もし、なければ設置した業者さんに聞いてみてください。
よっぽど古くなければ今はだいたいの電話機でできます。
仕組みとしてはメーカーによって異なりますが、迷惑着信拒否というグループを電話帳内につくり、そこに登録されると登録先の番号からの着信を拒否できる仕組みになっていて、メッセージを流したり、話中にしたりできるようになっています。
ただ、相手が番号非通知でかけてきた場合は登録できません。
余談ですが、ビジネスフォンの主装置の機能では番号非通知の着信を拒否したりもできますので、嫌がらせのような電話にお困りの方は使える機能だと思います。
ビジネスフォンでの迷惑電話拒否については以上です。
意外と知られていないのがこのNTTの勧誘停止登録です。
やることは単純でNTTの窓口に連絡し、勧誘の停止を求めます。
そうすると、NTTから代理店等(特約店などにも)に通達が行きます。
本当にNTTと関係している業者であれば基本的にこれに従わなければなりません。
問題はそもそもNTTと関係のない業者には通達が行くこともないので全く効果がないということです。
また、NTTと関係と関係のある業者でもコンプライアンスがしっかりしていない業者ではしっかり対応しているかどうか怪しいと、経験上思います。
いずれにせよ、これにしっかり対応しないとペナルティもありますので、NTTと関係している業者に対しては少なくとも一定の効果はあると言えるでしょう。
いかにNTT東日本、NTT西日本の勧誘停止登録窓口の連絡先を掲載します。
【NTT東日本勧誘停止登録受付窓口】
フリーダイヤル:0120-849-994
受付時間:平日午前9時~午後5時まで
休業日:土日・祝日・年末年始
【NTT西日本勧誘停止登録受付窓口】
フリーダイヤル:0120-019ー390
受付時間:平日午前9時~午後5時まで
休業日:土日・祝日・年末年始
以上、3パターンの方法をお伝えしてきましたが、それぞれ一長一短あります。
ひとつの方法で完璧にとはなかなか行きません。
また、外出がちで携帯にフル転送という方もいらっしゃるでしょうから、そうなるとイチイチ対応している暇もないでしょう。
また、お金をかければ高機能な迷惑電話フィルターを使うこともできたりしますが、費用対効果の面と手間もありますし、機会があればどこかで紹介します。
ただ、まずは上記3つの方法である程度の効果が得られると思いますのでうまく組み合わせて対応してみてください。
通信業界の鬼退治隊長
神矢 鍛治郎
人の出入りの激しい通信業界歴に10年以上在籍し、努力を重ね出世街道を駆け上がり業界を知り尽くすも、顧客の為に本当にやりたいことと、自分が日々やらなければならない仕事とのギャップをぬぐえず限界を感じ、一線から退く。本当に自分が正しいと思える、社会全体、顧客のためになる新たな道を追求し、奮闘している。