『NTTを名乗る業者が電話をかけてきて、来るってことになったけど、大丈夫かしら...』
『来て何をするんだろう?』NTTを名乗って電話をかけてきた会社が実際にくることになったとき、多少は身構えると思います。たまにやけに慣れている方もいますが...
だいたいが特約店だと思いますが、そもそもNTTと何の関係もない会社である場合もあります。
いずれにせよ、すべての業者がおかしいわけでもありませんし、話を聞くこと自体が悪いわけでもありません。ただ、備えあれば憂いなし。予習しておきましょう。
これをすっ飛ばしてくることもあるみたいですが、まずは自分の会社はNTTとちゃんと関係がありますという説明をしてくることが多いと思います。
また、最近ではNTTの職員(本物)が同行してくる場合もたまにあるようです。
特約店証等の証明書まで出してくるところは聞くところによるとあまりなさそうです。
ルール的にも”求められたら提示”なので問題もありません。
とにかく営業なので自社(&自己)紹介的なところとして説明してくることが多いでしょう。
『NTTから表彰を受けた』とかそういう説明もよく聞きますが、それはたくさん販売している会社ということです。
第一段階を無事突破すると、現状の通信環境や契約関係の確認を始めます。
それぞれどんな確認をしているのか見ていきましょう。
【現状の通信環境】
【契約関係の確認】
いかがでしょうか?
イメージできてましたか?
電話の内容とあまりにも違いすぎて驚いている方もいるでしょう。
訪問を受けた経験のある方なら頷きながら読まれているかもしれません。
これはベテランになるほど自然に、または偶然のように短時間で行います。
よくわからない理由付けをして調べたり、何の説明もなくいきなり調べたり、人によって様々ですが。
はい、ここからが本題です。
②の段階で営業マンは色々調べながら、『どう攻めようか』を考えています。
ビジネスフォンを入替ようか、複合機を入替えようか、それとも今ないものを入れようかと。
ここまでは営業マンの頭の中の話ですが。
そして具体的に次は何らかの問題点の指摘が始まります。
挙げればキリがないですが、まだまだいろんなパターンがあります。
このシーン大切なのは、『大した問題ではないことをいかにそれが大問題かのように伝えることだ!』と優秀な(?)営業マンが部下に語っているのをよく見ました。
何をバカなことを得意げに語っているのだろうとシラケてみていた昔を思い出します。
この辺では、会社によって違いがあるようですが、営業マンが上司に電話して報告をしたり、何やら問い合わせをし出したり、いろんな流れがあるようですが、とにかくどうやって攻めようかを見定めている段階です。
ここまで来れば、だいたい何らかの提案をしてくるでしょう。
③で問題点の指摘を終えると、その反応を見ながら提案商品を見定めます。
ビジネスフォンが響きそうだと思えばビジネスフォンを
複合機(コピー機)が響きそうだと思えば複合機を
セキュリティが響きそうだと思えばセキュリティを
という具合に見定めて提案してきます。
ん?NTTはどこに行った?という展開ですね。
④の結果については、あとはお客さん次第です。
ここまでの流れに大差はないにしてもまともな提案をしてくる業者ならまだいいでしょう。
しかし、やるまで帰らない根性(受ける側は迷惑でしかない)営業を未だにしてくる会社もあります。
ここまで把握して訪問を受けるかどうか判断できるといいですね。
あまりネットでもここまで書かれていることはないかもしれませんが、これがリアルです。
把握しておいてください。
通信業界の鬼退治隊長
神矢 鍛治郎
人の出入りの激しい通信業界歴に10年以上在籍し、努力を重ね出世街道を駆け上がり業界を知り尽くすも、顧客の為に本当にやりたいことと、自分が日々やらなければならない仕事とのギャップをぬぐえず限界を感じ、一線から退く。本当に自分が正しいと思える、社会全体、顧客のためになる新たな道を追求し、奮闘している。