なんとなく業者に勧められた複合機を使っているけど、本当にウチに合ってるんだろうか?
そんな風に思われたことはありませんか?
複合機にも実はいろんな種類があります。
複合機というよりコピー機と言った方が馴染みがあるかもしれませんね。
今回は複合機(コピー機)の選び方について解説します。
まずオフィスで使う複合機を選ぶ際の第一関門は業務用か家庭用か?です。
業務用というのは
こういう複合機ですね。
メーカーもたくさんあります。
これらが主要メーカーと呼ばれるメーカーです。
家庭用と比べるとサイズ感ももちろん大きいのですが性能も当然違います。
印刷速度が速く(ランクがある)、基本的にレーザー方式で安定感があります。
とは言え、機械ですのでもちろん調子が悪くなることもあります。
その際は契約している保守メンテナンス業者が対応して修理してくれます。
最近ではエプソンでもこのクラスの複合機を始めています。
その他、比較的コンパクトサイズのOKI、HPなどの業務用複合機も出ています。
対して家庭用複合機と言うのは
※画像の商品はFAX機能は付いていません。
こんなサイズ感で、基本的にインクジェット方式です。
このタイプは業務用と比べると当然壊れやすく、壊れたら買い替えて使うのが一般的です。
メンテナンス契約という概念が基本的にないのでそうなります。
あくまで家庭でライトに使う用途として設計されていますのであまり使わない方向けです。
メーカーとしては
これらのメーカーが主流で家電量販店などで買うタイプです。
印刷速度が遅かったり、インクなので滲みやすかったりという難点もあります。
最近ではインクも長持ちするモノや安いモノも出てきていますが基本的に割高です。
というのもビジネスモデル的に
本体を安く販売し、消耗品で利益を上げる
という設計になっているからです。
ただ、初期投資として本体を安く買えるというのは強みですね。
業務用か?家庭用か?の選択のポイントは解説するまでもなく”使用頻度”です。
そして家庭用複合機を選ぶ場合は選択肢も基本的には細かくなくシンプルです。
なので、これ以降は業務用複合機の選択ポイントになっていきます。
今ではほとんどがカラー複合機になっていますのでモノクロ機を採用は少ないです。
絶対にカラーは使わないという企業も本当にたまにありますが.....
結論から言いますと、今はカラーで導入するほうが良いと思います。
使わなければ使わないで良いわけで、普段はモノクロ機として使えばよいからです。
ここでよくある質問ですが、
『でも、モノクロ機の方が安いですよね?』
というものです。
確かにカタログを見ると定価という意味ではカラー機の方が高いです。
ただ、基本的に複合機は定価で販売されることはありません。
実際には割引されたカタチで買いますよね?
そうなったときにモノクロ機の方が圧倒的に安いのかというとそうでもないんです。
というのも、世の中に出回っているのはほとんどがカラー機ですから、まとめ買いということなどを考えたとしても割引率も大きくなりますよね。
今どきモノクロ機を大量に仕入れるなどということは売れないのであまりないです。
もちろん、モノクロ機がダメだということではありませんので、どうしてもな場合はアリです。
ただ今の時代、よっぽどモノクロ機にするメリットがある場合でない限り、絶対にカラー印刷はできるようにしておいた方が良いでしょう。
意外と盲点だったりしますが複合機の購入は中古という手段もあります。
一般に複合機をリースするとなると新品を指します。
中古の複合機は基本的にリースはできないからです。
中古の場合は購入というカタチになりますね。
あとはレンタルという形態もあります。
中古のメリットは何と言っても安いことです。
もちろん当たりはずれはあったりしますがそれは新品でも同じこと。
メンテナンス体制がどうなっているか?ということです。
たまにメンテナンス契約無しで中古をお使いの方がおられますがハズレだと悲惨ですね...
新品か中古かの選択ポイントは
こんなところでしょう。
最近は入替サイクルが早いのか、さほど古くない程度の良いものがけっこう出回っていたりします。
注意点は複合機のセキュリティ機能の一部では出荷時にしか設定できない項目があったりするので、そういう点まで気にする方は選ぶとき注意が必要です。
いずれにせよ、今現在リース中の方は、リース契約が終わらない限り途中から中古に変更という選択肢は基本的にありません。
今フラットな状態で選べる環境にある方は、中古複合機という選択肢も視野に入れてみても良いかもしれませんね。
複合機を選ぶにも今非常に選択肢が多いです。
今回は根っこの部分となる選択肢、視点についての解説をしました。
ここから先はこんなポイントだけ押さえていけば大丈夫です。
導入までのながれはこのような感じでしょう。
ここでもうひとつ大事なポイントを補足しておきます。
複合機と言うのはFAX、コピー、プリンタ、スキャナの役割をします。
コピー機と呼ばれていた時代と違ってネットワーク端末のひとつです。
FAXは電話回線やビジネスフォン主装置とつながっていたりします。
つまり、単体で働くものではなく様々なものとつながっています。
そういう視点で考えたとき、万が一不具合が発生した時にどこの業者だと対応がスムーズか?
という視点も大切です。
もちろん、コスト、機能、業者の知識レベル、他の端末との連動性、すべてにおいて一番という業者は存在しないでしょうからバランスを考えて選択することが大切です。
めちゃくちゃ安いけど対応が悪すぎる!なんてことも良くありますし、逆に対応はいいけど高すぎるというのも考え物です。
そのあたりをバランスよく選択できるとよいですね。
それから、大型の業務用複合機と家庭用複合機の中間をとても上手に埋めてくれるようなサービスも出ています。
実は最近自分も知り、使用しているのですが”スリホ”というサービスです。
コンパクトな複合機やレーザープリンタなどのラインナップがあるのですが、刷り放題で定額制のレンタル契約、故障時の保守対応もありというなかなか痒い所に手が届くサービスです。
買取のように大きな初期費用がかかったり、リースのように長期間の縛りがあったりしないのも魅力でした。
そちらも是非参考にしてみてください。
意外と『これがピッタリだった!』という会社さんも少なくないと思います。
通信業界の鬼退治隊長
神矢 鍛治郎
人の出入りの激しい通信業界歴に10年以上在籍し、努力を重ね出世街道を駆け上がり業界を知り尽くすも、顧客の為に本当にやりたいことと、自分が日々やらなければならない仕事とのギャップをぬぐえず限界を感じ、一線から退く。本当に自分が正しいと思える、社会全体、顧客のためになる新たな道を追求し、奮闘している。